ABO式血液型
血液型はどうやってきまるのか?
血液型の分類法は幾つかありますが、その中でも一番有名なのがABO式血液型で、 『A型』『B型』『AB型』『O型』の四種類に分類します。ここではABO式血液型をもとに説明を進めていきます。
血液型の割合
日本での血液型の分布はA型が最も多い全体の約40%で、次にO型の30%、B型の20%、最も少ないのがAB型で10%となります。 またこの比率は国や地域により異なります。これは血液型が親の血液型をもとに決まってくる事が理由の一つでしょう。 それではどのような仕組みで血液型は遺伝されていくのでしょうか?
血液型とその遺伝について
血液型は親の遺伝子を受け継いで決まります。 遺伝子には『A』『B』『O』の三つの基本パターンがあり、両親からひとつずつ受け継ぎます。 また『O』は劣勢遺伝な為、優勢遺伝である『A』『B』の形質が表に出ます。 血液型を遺伝子型で表すと以下のようになります。
A型の遺伝子型
『A、A』『A,O』※Oは劣勢遺伝の為、A型の形質となる。
B型の遺伝子型
『B、B』『B、O』※Oは劣勢遺伝の為、B型の形質となる。
O型の遺伝子型
『O、O』※Oは劣勢遺伝の為、優勢遺伝を含まない場合にO型の形質となる。
AB型の遺伝子型
『A、B』※A、B共に優勢遺伝の為、両方の形質となる。
血液型の予測方法
両親の血液型から、産まれてくる子供の血液型を予測する事ができます。 例えば父親がA型、母親がO型の場合は以下のように予測する事ができます。

A型の父親が持つ遺伝子型は『A、A』または『A,O』となり、母親がO型であれば『O、O』となります。 この場合に産まれてくる子供の遺伝子は『A、O』『O、O』のどちらかの組み合わせになります。またこの例ではAOの組み合わせが多い事から、A型である確率が高いといえます。
特殊な血液型 稀血について
稀血と呼ばれる特殊な血液型も存在します。 シスAB型と呼ばれるAB型の亜種の場合、遺伝子型と子供への遺伝は特殊な組み合わせとなりまが、これは極めて稀なケースです。
産まれてくる子供は何型?
あなたとパートナーの子供が、何型になる可能性があるのかチェックしてみましょう。
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