誕生石コラム

4月の誕生石ダイヤモンドの意味・効果・宝石言葉

4月の誕生石であるダイヤモンドは、世界で最も有名な宝石です。地球上で一番硬い天然物質とされており、1つの元素から成り立っている唯一の宝石でもあります。

パワーストーンとしても多くの効果を持つと言われ、永遠の愛を誓うエンゲージリングに多く用いられることでも知られています。
今回は誕生石として、或いは何かの記念などにダイヤモンドを買いたいと思っている方のために、パワーストーンとしての効果や宝石言葉などをご紹介します。

目次

ダイヤモンドとは

ダイヤモンドは現在、世界各地で採取されていますが、その大部分を占めるのはロシア、ボツワナ、コンゴ、オーストラリア、カナダの「5大産出国」です。

またダイヤモンドは無色透明の宝石というイメージがありますが、ピンク・イエロー・ブラック・ブルーなど様々な色の付いた物も存在します。人々の多様な好みに応えてくれるところも大きな魅力となり、ますますその人気を高めて「宝石の女王」と呼ばれています。

ダイヤモンドが持つ意味・パワーストーンとしての効果

ダイヤモンドは強いエネルギーを放つ石と言われ、持ち主の周囲から邪気を払い、知恵や勇気を与えるとされています。心身を強くしてあらゆる物事を活性化させ人と人との絆を深めるので、仕事面や恋愛面の運気向上にパワーを発揮します。

それ以外にもダイヤモンドには
・不幸を遠ざけ幸運を引き寄せる
・隠れた才能を開花させ、魅力を高める
・富や人を引き寄せる
・目標達成
・頭脳を明晰にする
・カリスマ性を磨く
などの効果があります。

またダイヤモンドの宝石言葉には「永遠の愛」「純潔」「清浄無垢」「不屈」「成功・勝利」などがあります。
これらの宝石言葉を通して、ダイヤモンドのパワーを具体的に見ていきましょう。

永遠の愛

ダイヤモンドの1つ目の宝石言葉は「永遠の愛」です。
その硬さが愛の絆を強固なものにし、輝きが永遠に失われないことから「永遠の愛を得ていつまでも幸せな日々を過ごせる」とされて来ました。
今では婚約指輪に使われる宝石としても定番になっていますが、最初にダイヤモンドを婚約者に贈ったのは15世紀の神聖ローマ帝国皇帝マクシミリアン1世と言われています。

純潔

ダイヤモンドの2つ目の宝石言葉は「純潔」です。
世界一硬い鉱石であるため傷つくことがなく、また澄んだ輝きが「けがれのない心と体」に通じることからこの宝石言葉がついたようです。
配偶者となる相手への貞節を誓う意味でも、ダイヤモンドは結婚の門出にふさわしい宝石と言えるでしょう。

清浄無垢

ダイヤモンドの3つ目の宝石言葉は「清浄無垢」です。
邪気を遠ざけるパワーがあるダイヤモンドは、心の中を全く邪念のない状態にすると言われています。
またダイヤモンドは「光の宝石」と呼ばれますが、これは無色透明なダイヤモンドが全ての光を反射し、それによって美しく輝く「清浄無垢な宝石」だからです。
邪気を払って無垢な心を取り戻したい時に身につけると、ダイヤモンドのパワーを実感できるでしょう。

不屈

ダイヤモンドの4つ目の宝石言葉は「不屈」です。
これはダイヤモンドの名前が、ギリシャ語で「屈しない」という意味の『adámas』に由来することによります。
何かを始める時は希望に満ちていても、やがて壁にぶつかり辛い時期を過ごすかもしれません。それでも困難に屈せず、目標に向かう意思を曲げないためにも、ダイヤモンドはお守りとしてふさわしい宝石と言えます。

成功・勝利

ダイヤモンドの5つ目の宝石言葉は「成功・勝利」です。
古くから戦士のお守りとして重用されたダイヤモンドは、身につける者を無敵にすると信じられて来ました。
またダイヤモンドの原石には全てのエネルギーを統合する力があり、強力な活性作用で持ち主を輝かせカリスマ性を与えるとされています。心身を浄化して自信と勇気をもたらし、持ち主を成功や勝利へと導きます。
このため、スポーツ選手や勝負師が持つ宝石としても最適だと言えるでしょう。

ダイヤモンドと相性の良い組み合わせ

ダイヤモンド×オパール

ダイヤモンドとオパールはどちらも個性の強い石ですが、組み合わせると絶妙のバランスでパワーを発揮します。強い信念を持たせてくれるため、優柔不断になりがちな人におすすめしたい組み合わせです。
またオパールは「キューピッドストーン」と呼ばれるほど恋愛運を好転させるので、運命の人を引き寄せる効果も期待できます。

ダイヤモンド×ロードクロサイト

ダイヤモンドとロードクロサイトはとてもゴージャスな組み合わせで、人間的な魅力を開花させるパワーがあります。
特に女性に対して強く作用し、男性を魅了する力を与えます。性的な魅力もアップするので、セクシーさを身につけたいと願う女性には最適の組み合わせと言えます。

ダイヤモンド×ラピスラズリ

ダイヤモンドとラピスラズリは、意志を固くしてポジティブにする組み合わせです。ネガティブエネルギーを近づけない効果が期待できるので、目標達成にまい進したい時に身につけると良いでしょう。
また常識にとらわれずに個性を発揮させる力もあるため、アーティストなどにも向く組み合わせと言えます。

ダイヤモンド×サファイア

ダイヤモンドとサファイアは、組み合わせるサファイアの色によって異なる効果が期待できます。
ピンクサファイアとダイヤモンドを組み合わせるとポジティブな気持ちを呼び起こし、イエローサファイアとダイヤモンドは仕事運がアップします。
またブルーサファイアをダイヤモンドと組み合わせると、表現力を高めて美的センスを磨いてくれます。このため芸術家や美に関する職業についている人、それらを目指す人などにおすすめしたい組み合わせです。

ダイヤモンドの歴史

ダイヤモンドは、地球の地殻が生成された頃に誕生したと考えられている、古い歴史を持つ宝石です。紀元前にはインドで採取されていましたが、当時はまだ加工手段がなかったため、美しい宝石という認識はありませんでした。

その後古代ローマ人の手に渡ったダイヤモンドは、災厄から守ってくれるお守りや魔除けに用いられるようになります。
そして15世紀に宝石の加工技術が確立されると、透明な美しい宝石として認識され、富裕層のアクセサリーになりました。

特にダイヤモンドを愛した歴史上の人物として有名なのが、マリー・アントワネットです。2018年には秘蔵されていたダイヤモンドの一部がオークションにかけられ、高額で落札されて大きな話題を呼びました。

結婚後にも様々なシーンでダイヤモンドを

夫婦の絆を強めてくれるダイヤモンドは、婚約時だけでなく結婚後も折に触れて贈ると良いとされています。
最も知られているのが、結婚10周年に贈る「スイートテンダイヤモンド」です。夫から妻へ感謝を込めて、10個のダイヤモンドがついたアクセサリーを贈るのが人気です。
また結婚60周年の記念日は「ダイヤモンド婚式」と呼ばれ、その名の通りダイヤモンドのジュエリーをプレゼントすると良いとされています。
更に結婚75周年の「プラチナ婚式」のプレゼントにも、プラチナにダイヤモンドがあしらわれたものが適しています。

遠い昔、ダイヤモンドは男性が戦いの際に身につけるお守りでした。透明な輝きは女性だけでなく男性にもふさわしいので、お互いに贈り合えば夫婦の絆がより強まるに違いありません。