誕生石コラム

12月の誕生石ターコイズの意味・効果・宝石言葉

12月の誕生石「ターコイズ」は、空のような青色から受ける印象の通り非常に明るいエネルギーを持った石です。ネガティブを遠ざけ困難を乗り越える力を与えることから、目標達成の助けとなる宝石と言われています。

今回はターコイズを自分用に買いたいと思っている方や、12月生まれの人にプレゼントしようと考えている方のために、ターコイズのパワーストーン効果や宝石言葉、歴史などをご紹介します。

目次

ターコイズとは

ターコイズという名前は、フランス語の「pierre turquoise 」(意味:トルコの石)に由来すると言われています。和名も「トルコ石」ですが、トルコで産出されたという記録はありません。東方貿易が盛んになった十字軍の時代にトルコの商人が西ヨーロッパへ持ち込んだため、「トルコ人の石」と呼ばれていたことが語源につながっているようです。
典型的なターコイズは不透明な薄青・青・青緑色をしていて、その多くには「マトリクス」と呼ばれる黒または茶褐色の斑点や縞模様が浮かんでいます。

ターコイズが持つ意味・効果・宝石言葉

ターコイズは持ち主に勇気を与え、行動力をもたらす石です。新しいことにチャレンジする時にも、一歩を踏み出す力を授けてくれます。

またターコイズはとてもヒーリング効果の高い石で、持ち主の心から不安を遠ざけ精神を安定させます。穏やかな波動により、心身の疲れも癒されるとされています。

ターコイズにはそれ以外にも

・視野を広くする
・人間関係の改善
・願望成就や自己実現
・劣等感を取り除き自信を回復させる
・視力の保護と改善
・肝機能の向上

などの効果があります。

ターコイズの主な宝石言葉としては、
「成功」「安全」「友情」「神聖」「健康」が挙げられます。
それぞれの宝石言葉を通して、ターコイズの効果を詳しく見ていきましょう。

成功

ターコイズの1つ目の宝石言葉は「成功」です。
成功をもたらす対象は、学業・仕事・恋愛など様々。ターコイズは持ち主に一歩を踏み出す勇気と行動力を授けるので「学業で目標を達成する」「仕事のプロジェクトがうまく行く」「恋愛が成就する」など、あらゆる局面で成功へと導いてくれる宝石です。

安全

ターコイズの2つ目の宝石言葉は「安全」です。
古くからターコイズは邪悪なエネルギーによって変色したり割れたりすると言われ、持ち主に危険が迫っていることを教え、時には身代わりになって安全を守るとされています。
そのため旅行はもちろん、人生そのもののお守りとして身につけるのにも適しています。

友情

ターコイズの3つ目の宝石言葉は「友情」です。
人との絆を深め友情を育むと言われるターコイズは、「人から贈られることで更にパワーを増す」とされています。
贈り主の想いが強いほど守護力が高まるので、大切な友人にプレゼントするのもおすすめです。

神聖

ターコイズの4つ目の宝石言葉は「神聖」です。
古くから神秘的な石とされているターコイズは、雨乞いの儀式など神聖な場面によく使われて来ました。また持ち主に邪悪なものを近づけず、神聖な心を保つとも言われています。
恋愛においても邪心や邪魔を遠ざけるため、二人で身につければ「神聖な愛」を育むことが出来るでしょう。

健康

ターコイズの5つ目の宝石言葉は「健康」です。
ターコイズは持ち主に迫った危険や厄災を察知し、身代わりになると言われています。そのため、古くから魔除けとしても人気を集めて来ました。病を退け心身を健やかに保ってくれるで、健康のお守りとして常に身につけたい宝石です。

ターコイズと相性の良い組み合わせ

ターコイズ×クリスタル(水晶)

ターコイズとクリスタルは、厄除け効果の高い組み合わせです。
クリスタルと組み合わせることによって、ターコイズが持つ「危険や邪気を遠ざけるパワー」が更に強まります。
また恋愛運・仕事や学業運・金運などをまんべんなく上昇させるので、どんな方にもおすすめの組み合わせと言えます。

ターコイズ×ムーンストーン

ターコイズとムーンストーンは、旅のお守りに最適な組み合わせです。
ターコイズは持ち主を危険から守り、ムーンストーンは乗り物酔いから守るとされているので、旅に出る時の安心感を高めてくれます。
またどちらも「空」を思わせる石であり、「空の下で繋がっている」という意味を持つため、遠距離恋愛のお守りにも適していると言えるでしょう。

ターコイズ×アクアマリン

ターコイズとアクアマリンは、チャレンジ精神を生む組み合わせです。
ネガティブな気持ちを取り除き自己否定や苦手意識を改善させるため、物事にポジティブに取り組むことが出来ます。
恋愛運もアップするので、自分に自信が持てず恋のチャンスを掴めない方は、この組み合わせで身につけてみてはいかがでしょうか。

ターコイズの歴史

ターコイズは、人類との関わりが最も古い石のひとつであると言われています。
アメリカと並ぶ主要産地のイラン(ペルシャ)では、6,000年ほど前から装飾品として愛されて来ました。
インカ帝国の財宝やエジプトの王の墓からも、ターコイズの装飾品が数多く見つかっています。エジプトではピラミッドからも発掘されたのですが、美しさを保った状態で発見されたため、研究者を大いに驚かせたようです。

また空を思わせるターコイズの青には自然のパワーが込められていると考えられ、自然崇拝の石として大切にされて来ました。
主要原産国のアメリカでは、古くからネイティブアメリカンに神聖視されて来たようです。彼らはターコイズを「神が宿る石」と捉え、血を連想させる赤いコーラル(サンゴ)と組み合わせて装飾品を作りました。これらはインディアンジュエリーとして、今も高い人気を集めています。

様々な文明の中で愛されてきたターコイズですが、共通するのは「持ち主を邪悪なものから守る守護の石」という認識です。その理由は、ターコイズの色が変化するところから「持ち主の体調に合わせて色を変え、危険から守ってくれる」と信じられたことにあるようです。

現代においても、多くの愛好者を持つターコイズ。その歴史をひも解いてみると、いつの時代も人々にとって「なくてはならない存在」だったことがうかがい知れますね。

ターコイズは「記憶する石」

古くからターコイズは「自然や宇宙と繋がることが出来る石」とされてきました。汚れのない純粋なエネルギーを持っているので、身につけると視野が広がり、自分が産まれてきた意味や役割を知ることが出来ると言われています。
またターコイズには「触れた人の感情やデータを記憶する」という不思議な力があるとのこと。自分で買ったものより、人から贈られたターコイズの守護パワーの方が強いのもそのためです。贈り主が相手を思うプラスのエネルギーが、ターコイズのパワーを高めてくれるからです。
逆にマイナスエネルギーの強い人や体調のすぐれない人からプレゼントされたターコイズは、災いをもたらしてしまう恐れがあります。しかしマイナスパワーをリセットすれば問題ないので、ターコイズを身につけて良くない変化を感じたら、アメジスト(紫水晶)のさざれ石などを用いて浄化するようにしましょう。