誕生石コラム

7月の誕生石ルビーの意味・効果・宝石言葉

7月の誕生石であるルビーは、『宝石の女王』とも言われています。強いエネルギーを持つパワーストーンとして、長い間人々に親しまれて来ました。ルビーは情熱的な力で持ち主を勝利へと導き、また恋愛面でもしっかりサポートしてくれる心強い味方です。

今回は自分の誕生石としてルビーの購入したい方や、7月生まれの人にプレゼントしたいと考えている方のために、パワーストーンとしての効果や宝石言葉などをご紹介します。

目次

ルビーとは

ルビーはダイヤモンド・サファイア・エメラルドと共に四大宝石のひとつに数えられています。鉱物の種類としては、サファイアと同じ。結晶に入っている不純物の配合によって色が変わるのですが、赤い色のものを「ルビー」、青色の石を「サファイア」と呼び別々の宝石として扱われています。

ルビーが持つ意味・パワーストーンとしての効果

ルビーは邪気を遠ざけると同時に幸運を引き寄せるため、お守りとして身につけるのに最適なカラーストーンです。災難や危険から持ち主を守り、対人運も上昇させてくれます。
また赤い色には「不滅」という意味があるので、健康を維持し夢の成就を強力にサポートすると言われています。赤い色が血行を良くするという言い伝えもあり、ルビーを持つと低血圧や貧血、胃痛や冷え性を改善するとされて来ました。

ルビーにはそれ以外にも
・気持ちを前向きにし、やる気を起こさせる
・行動力を向上させ、最後までやり遂げる精神力を養う
・恋愛に積極的になる
・カリスマ性を高める
・体内エネルギーを強化し、バランスを整える
・勝負運を強くする
などの効果があります。

ルビーの主な宝石言葉としては「仁愛」「勝利」「自由」「威厳」「勇気」「情熱」が挙げられます。
これらの宝石言葉を通して、ルビーが持つパワーを具体的に見ていきましょう。

仁愛

ルビーの1つ目の宝石言葉は「仁愛」です。
深い愛情を宿すとされるルビーを身につけると、周囲への気配りを忘れずにいられます。この効果は恋愛においても発揮され、女性としての魅力を引き出してくれるため、恋を成就させたいと強く願う人に最適です。

勝利

ルビーの2つ目の宝石言葉は「勝利」です。
古代ローマではルビーに軍神マルスが宿るとされていて、兵士が戦地に向かう時に身につけたと言い伝えられています。
またルビーが持つ勝利のパワーは仕事や勉強、恋愛においても力を発揮します。このためルビーは、受験や商談などのお守りとしても最適です。

自由

ルビーの3つ目の宝石言葉は「自由」です。
自由な心を呼び覚ましてくれるため、様々なことに関心が湧き、ポジティブでエネルギッシュな日々を送れます。自由に行動することで更に持ち主の魅力を引き出し、輝かせてくれます。
また日本ではルビーを「自由と自立の証」として、成人式に贈る習慣もあります。

威厳

ルビーの4つ目の宝石言葉は「威厳」です。
持ち主にカリスマ性を与えて不屈の精神を育むので、自信に満ち溢れた態度を取ることができます。
これはアレクサンダー大王や故マンデラ首相、加藤清正など、歴史上の偉人に7月生まれが多いことと無縁ではないようです。

勇気

ルビーの5つ目の宝石言葉は「勇気」です。
赤い色が持ち主の中の炎を呼び覚まし、恐怖を焼き尽くして勇気を与えると言われています。恋愛面でも果敢にチャレンジすることが出来るので、片想いの人が身につけるのにも良い宝石です。

情熱

ルビーの6つ目の宝石言葉は「情熱」です。
ルビーが気になる時は、その人の中で情熱が覚醒し始めていると言われています。何ごとに対しても積極的になれるので、自分の決めたことに責任を持って最後までやり通すことが出来ます。
その結果、周囲からの強い信頼を得てますます事がうまく運ぶようになるでしょう。

ルビーと相性の良い組み合わせ

ルビー×ピンクオパール

ルビーとピンクオパールは、女性的な魅力を最大限に引き出す組み合わせです。愛らしさとセクシーさの両方を兼ね備え、男性を魅了する小悪魔的な魅力を発揮できます。
自分に自信がつくので、恋愛上手にもなれる組み合わせと言えるでしょう。

ルビー×ガーネット

ルビーとガーネットは、エネルギーを活性化させ目標達成をサポートする組み合わせです。仕事面や学業面はもちろん、恋愛運もアップするので、この組み合わせで身につけると大きな運気の好転が期待できそうです。

ルビー×ペリドット

ルビーとペリドットは、ネガティブなパワーを遠ざけポジティブを呼び寄せる組み合わせです。希望に満ち溢れて気持ちが明るくなるので、行動的で華やかな女性として周囲の注目を浴びるようになるでしょう。

ルビー×サファイア

ルビーとサファイアは同じグループの鉱物であるため、互いの効果を高め合うとても相性の良い組み合わせです。災いから身を守りチャンスを引き寄せるので、特に仕事運・学業運が大きくアップします。「目標を達成したい」「勝利を手にしたい」と強く願う時に身につけると良いでしょう。

ルビーの歴史

ルビーの歴史はとても古く、その起源は紀元前3,500年頃の古代青銅器時代に遡ると言われています。名前の語源は「赤」を意味する「Ruber」(ルバー)で、ルビーと呼ばれるようになったのは中世以降です。
天然ルビーの産出国はアジアに限定される上、宝石になる美しい石は更に限定された地域でしか採れないこともあり、ダイヤモンドに次ぐ貴重な石とされて来ました。

古来から「赤」は情熱の色と言われており、ルビーは嫉妬や愛の疑念を払う恋愛のお守りとして人気を集めて来ました。
また赤は「血の色」でもあるので、血の病に対して効き目があるとされ、コレラや毒などから身を守るお守りとしても人気が高かったようです。
更にルビーは持ち主に勇気と情熱を呼び起こさせ行動力を高めることから、「兵士に勝利をもたらす宝石」とされていました。

ルビーの「体の右側」につけよう

古くから王侯貴族や権力者がお守りとして身につけてきたルビーですが、ヨーロッパではそのパワーを享受するための大事な条件として「体の右側につけることが必要」と言い伝えられて来ました。特に災いから身を守り、仕事や学業、恋愛において勝利を収めたい時にはルビーのアクセサリーを右側につけなければならないと言われています。
その理由は「体の右側が積極性、左側は受容をつかさどる」とされていたからです。そのため中世の肖像画を見ると、指輪などのアクセサリーはもちろん、帽子の飾りも右側につけられているものが圧倒的に多いようです。
もし美術館で中世ヨーロッパの肖像を見る機会があれば、赤い宝石が体のどちら側についているか気にしながら鑑賞してみてはいかがでしょうか。