誕生石コラム

11月の誕生石トパーズの意味・効果・宝石言葉

11月の誕生石「トパーズ」は、持ち主に調和のとれた生活をもたらす宝石と呼ばれています。様々な色がありますが、シェリー酒を思わせる上品なオレンジイエローの「シェリーカラー」が特に人気です。

この記事ではトパーズを自分用に買いたい方や、プレゼントとして購入しようと思われている方のために、トパーズのパワーストーンとしての効果や宝石言葉・歴史などについてご紹介します。

トパーズとは

トパーズは水晶より少し硬めの「ケイ酸塩化鉱物」で、和名を「黄玉」(おうぎょく)と言います。日本にも岐阜県や滋賀県などの産地があり、「日本で採掘される唯一の貴石」とも言われています。

トパーズが持つ意味・効果・宝石言葉

トパーズは持ち主の直観力や洞察力を磨き、本当に必要としている物に巡り会わせてくれる石と言われています。

また冷静な分析力をもたらし、どんな場面でも理知的な判断を下せるため、身につけると問題を最良の形で解決することが出来ます。

トパーズにはそれ以外にも

・感受性や創造力を高める
・良縁を結び恋愛を成就させる
・生活上の悪癖や依存を解消させる
・新たな人間関係の構築
・不安を解消し、情緒を安定させる
・不眠やうつ状態の軽減

などの効果があります。

トパーズの主な宝石言葉としては、
「誠実」「友情」「希望」「繁栄」「潔白」が挙げられます。
これらの言葉が意味するトパーズの効果を、さらに詳しく見て行きましょう。

誠実

トパーズの1つ目の宝石言葉は「誠実」です。
問題を解決に導き正しい道へと誘ってくれるトパーズは、持ち主の誠実な友となります。
またトパーズを身につけると、自分の本当の気持ちを表すことが出来るようになります。嘘のない誠実さが評価されるようになるため、物事がうまく運ぶことが期待出来るようです。

友情

トパーズの2つ目の宝石言葉は「友情」です。
トパーズにはコミュニケーションを円滑にする力があるため、友との絆を深める上、新たな友情も引き寄せてくれます。
仲間意識も強くなるので、友人や同僚との団結が必要な場面が巡ってきた時にお守りとして身につけることをおすすめします。

希望

トパーズの3つ目の宝石言葉は「希望」です。
叶えたい夢や目標がある時、また新たな挑戦が必要な時に、トパーズが持ち主を助けると言われています。まるで雨雲を払うように不安や鬱々とした感情を取り除き、未来に希望をもたらしてくれます。ポジティブさがもたらされるので、自信を持って前に進むことが出来るでしょう。

繁栄

トパーズの4つ目の宝石言葉は「繁栄」です。
トパーズは創造力や営業力を培い、良い人脈を引き寄せてくれます。このため様々な繁栄をもたらし、事業では利益を生む力も与えると言われています。
起業を考えている方や、学業や仕事で新たな環境に身を置く方にもおすすめしたい宝石です。

潔白

トパーズの5つ目の宝石言葉は「潔白」です。
自分でも気づかないうちにため込んでしまった邪気を払い、心を浄化する作用があるので、まっさらな状態にリセットされます。美しく潔白な心が保たれるので、同じように心のきれいな人を引き寄せることも出来ます。また相手の邪心にも気づきやすくなるため、友達や仕事のパートナー選びもスムーズに運ぶでしょう。

トパーズと相性の良い組み合わせ

トパーズ×ムーンストーン

トパーズとムーンストーンは、恋愛や友情において良い縁を育む組み合わせです。
月のパワーに満ちたムーンストーンは、女性と恋愛の守護石でもあると言われています。友人との絆を深めたり、良縁を引き寄せたりする力を持つトパーズと組み合わせると、恋愛成就のパワーがより高まり、人間関係の輪も広がります。
またトパーズが与えてくれる洞察力、判断力もいっそう強まるので、目標達成のための正しい道へと導かれるでしょう。

トパーズ×アマゾナイト

トパーズとアマゾナイトは、幸せになるための出会いを引き寄せる組み合わせです。
就職や進学、パートナーとの出会いなど、様々な良いパターンの巡り会いが持ち主にもたらされます。
またこの組み合わせで身につけることによって直観力が高まるので、大切だと気付かずに通り過ぎてしまうような出会いにも気付かせてくれます。このため、幸せをもたらすお守りとして誰もが身につける価値のある組み合わせと言えます。

トパーズ×アクアマリン

トパーズとアクアマリンは、持ち主に癒しをもたらす組み合わせです。
アクアマリンによってリラックス出来た心身に、トパーズが希望のパワーを与えてくれます。
気持ちを前向きにする効果があるため、何らかの問題を抱えてしまった時などはこの組み合わせで身につけると良いでしょう。

トパーズの歴史

トパーズは、古代エジプトや古代ギリシャ時代から愛されてきた歴史の古い宝石です。
古代エジプトでは「太陽神ラーの象徴」として崇められ、古代ギリシャでは「力の石」と称されていました。トパーズが持ち主に力を与えてくれる上、黒魔術から身を守ると信じられていたようです。
更に毒の入った食べ物をそばに置くと、トパーズの色が変わったと言い伝えられています。

またインドでは「傷を治す石」と信じられ、喘息や不眠、肝臓や腎臓の疾患にも効果があるとされました。心臓の上にトパーズを付けると長寿や知性・美しさが手に入るとも言われ、高い人気を博したそうです。

17世紀にフランスの宝石商・タベニールが著した旅行記『インドへの旅』によると、トパーズは当時、大切なイエロー系の宝石として扱われていたようです。
18世紀から19世紀初頭のヨーロッパでは、イヤリングやネックレスの中央石に使われたり、周囲にダイヤモンドがあしらわれたりして、アクセサリーとしての人気が高まりました。

またシェリーカラーのトパーズは「インペリアルトパーズ」と呼ばれ、中でも赤みの強いものは希少価値の高い宝石です。
この名前が誕生したのは、19世紀のロシアです。当時、トパーズの産地であったウラル山脈で赤みの強い原石が採掘され、ロシア皇帝への敬意から「インペリアルトパーズ」と命名されました。
このため当時のロシアでは、インペリアルトパーズを身につけられるのは皇族に限られていたそうです。

『智恵子抄』とトパーズ

『智恵子抄』は、明治~昭和に活躍した彫刻家で詩人の高村光太郎が妻の智恵子に捧げた詩集です。精神を病み、間もなく死を迎える妻に向けた深い愛と悲しみは、切なさを持って読む者の心に迫ります。
中でも最も有名な『レモン哀歌』に登場するのが、トパーズです。死の床にある智恵子は、光太郎が届けてくれたレモンを夫の手から受け取り、がりりとかじります。光太郎はその瞬間を「トパアズ色の香気が立つ」と表しました。
トパーズの澄んだ高貴な輝きが、詩人の悲しみを一層際立たせています。しかしこの一節の魅力はそれだけに留まらず、「希望」という宝石言葉を持つトパーズが、悲しみの先に見える光を照らしている点にもあるのかもしれません。